審判員の役割は、レースの公平性を保つことをはじめ、競技者の安全性、予期せぬ事態への対応など多岐に渡ります。選手が安心して競技に望め、観客が競技に集中して楽しむためは、審判員の存在は必要不可欠なものです。さらに、審判員はローイングのみならずスポーツの価値を支える誇りある存在と言ってもいいでしょう。一方、そこには競技を公平にそして円滑に進めるために、競技規則を熟知し厳正で的確な判断も求められていることは言うまでもありません。

さて、現在の福岡県内の審判員の人員は減少傾向にあります。県外からの審判員をお招きすることも少なくありません。質の高いローイング競技を継続させるため、多くの方に担っていただきたいと期待しています。先ずは、C級審判員の取得それから経験を積むごとにB級、A級と上位の資格取得につながっていきます。
また、既に資格取得されていて活動から疎遠になっている方も、是非、もう一度ご検討いただきたいです。(なお、新任C級審判員の任期は、登録年度含まず2ヶ年ですのでご注意ください)

以下に審判員の種類(抜粋)と審判員試験情報をご案内します。

<審判員の種類> 

種類服務取得条件試験備考
C級審判員加盟協会主催・主管の公認競漕会の審判員満18歳以上(受験日年度の翌年度4月1日までに18歳に達する)C級審判員試験所属協会の範囲
B級審判員当協会主催・主管の公認競漕会の審判員、ブロック大会の審判長C級4年以上の実務かつ加盟協会長の推薦(4年未満の場合の例外あり)B級審判員試験
A級審判員当協会主催・主管の公認競漕会の審判長B級6年以上の実務(詳細規定あり)かつ加盟協会長の推薦(6年未満の場合の例外あり)
参与審判員各審判員の指導育成A級審判員として多年の経験・功績があり満65歳以上、加盟協会主催・主管の公認競漕会で審判長・副審判長として多年の功労があり加盟協会長より推薦
名誉審判員各審判業務や審判長(総合判断による)審判委員長、又は当協会主催・主管の公認競漕会で審判長として多年功績、審判委員会の推薦

※審判員の具体的規定について、詳しくは「公認審判員規定」2025年改訂(JARA)をご覧ください。

公認審判員試験は、C級とB級審判員試験。開催日程や場所はJARA主催・主管の公認競漕会開催時に開催地において実施することを原則としていますが、C級審判員試験は加盟協会の要請により随時実施することもできます。(当協会での開催は応募者の状況等を踏まえて判断します)